BUFFALOの無線LANルーター(WHR-G301N等)でブリッジ接続を設定するときの手順

概要

BUFFALO製の無線ルーター(WHR-G301N)にて2重ルーター状態(ルーターに無線LANルーターを接続してネットワークアドレスが2種類ある状態)で動作している状態からブリッジ接続モード(ネットワークアドレスは1種類)に切り替える際の手順です。
WHR-G301N にかぎらずディップスイッチでルーター機能のON/OFFをする機種に共通する手順です。

今回の設定で一番厄介なのは、BUFFALOの無線LANルーターのディップスイッチをOFFにすると問答無用で無線LANルーターのIPアドレスが192.168.11.100 になってしまう事です。これに対応しながら作業を進めます。

構成

以下のような接続をしている時の解説です。

インターネット == 1段目ルーター(NTTなど) == 2段目無線ルーター(BUFFALO) == 設定用PC

手順

・無線ルーターの裏側のディップスイッチをAutoにして、WANポートをもともとあるルーターに接続します。(2重ルーター状態)
・無線ルーターのLANポートに有線で設定用のPCを接続します。この段階では、PC側のIPアドレスは「DHCPから取得」にしておいて問題ありません。

・ブラウザを起動して無線ルーターの設定画面(初期値ではhttp://192.168.11.1、ユーザー名 root パスワードなし)を表示し、設定画面にログインできることを確認します。
他の機種のIPアドレスは場合は下記を参照してください。

工場出荷時に設定(初期設定)されているIPアドレス(無線親機・有線ルーター) | BUFFALO バッファロー

・無線ルーターの電源は入れたまま、背面のディップスイッチを「OFF」の位置に設定します。3段階ディップスイッチで少々難儀ですが、きちんと中央に移動したことを確認します。

・無線ルーターの前面のランプ表示が落ち着くまで数分待ちます。
・この段階で無線ルーターのIPアドレスが192.168.11.100 に自動的に変わります。DHCP機能が無効になるので設定用PCのIPアドレスを手動で192.168.11.9 サブネットマスク 255.255.255.0 に変更します。

・設定用PCでブラウザを起動して http://192.168.11.100 にアクセスし、無線ルーターの設定画面より無線ルーターのIPアドレスを1段目ルーターと同じネットワークアドレス(1段目ルーターが192.168.1.1 なら 無線ルーターは 192.168.1.100 等)に変更します。

・設定用PCからのアクセスができなくなるので、設定用PCのIPアドレスをDHCPからの自動取得にするか任意のIPアドレスに設定し、ipconfig /renew を実行するかPCを再起動します。

最終的にIPアドレスは以下のように全て同じネットワークアドレス内に配置されたら作業完了です。

1段目ルーター 192.168.1.1
2段目無線ルーター 192.168.1.100
設定用PC 192.168.1.2

「BUFFALOの無線LANルーター(WHR-G301N等)でブリッジ接続を設定するときの手順」への5件のフィードバック

  1. マンションのWi-Fi設定についてお尋ねさせていただきます。構成はインターネット>1段目ルーター(居住者共用物)>2段目ルーター(宅内設置)>設定PCです。宅内ルーター接続のPC2台、プリンターはブリッジ接続でIPアドレスは192.168から始まり接続OKです。他の部屋のLANポートの有線LAN接続のPCのIPアドレスは172.16(サブネットも255.255で3番目が255でない)から始まりクラスが異なっています。新たに設置予定で購入中のルーターはBuffaloの「WHR-300HP2」です(既設ルーターは他メーカー)。IPアドレスは192.168からの同一エリヤに合わせたいのですがルーターモードを「AUTO」のブリッジモードでIPアドレスは192.168以下に自動で変更されるのでしょうか。最善の設定法についてアドバイスをいただけると幸いです。

  2. catfish さん
    機器の構成とWHR-300HP2の動作が完全に把握できないため推測が混じりますが、基本的には本文の手順が応用できるはずです。

    1段目ルーター(居住者共用物)(おそらくクラスBの172.16)
    2段目ルーター(宅内設置)(クラスC 192.168)
    3段目 WHR-300HP2(新規 ブリッジ)

    WHR-300HP2をブリッジとして使用する場合はルーター背面のスイッチをAUTOにしてみてもいいですが、うまくいかないときには AUTOではなく BRIDGEにして手動設定することをおすすめします。

    >他の部屋のLANポートの有線LAN接続のPCのIPアドレスは172.16
    >(サブネットも255.255で3番目が255でない)から始まりクラスが異なっています。

    これらのPCは1段目ルーター(居住者共用物)にぶら下がっていると推測されますが、今回の更新では最終的に2段目ルーター(宅内設置)または3段目WHR-300HP2にぶら下げる必要があります。

  3. ご回答ありがとうございます。
    もう一度手順を参照してトライしてみます。
    すみません、うまくいかなかった場合再度お尋ねさせていただきます。宜しくお願いいたします。

  4. こちらのサイト見て助かりました。ありがとうございました。
    バッファローのルーターが最初の内はオートでブリッジモードになっていたのに
    突然ルーターモードに切り替わり、2重ルーター状態になってしまい、
    ルーターをブリッジにするとIPアドレスが分からない;;;
    192.168.11.100だったとは。
    なぜ、ルーターモードになったのかも後から分かりました。
    プロバイダ支給のルーター(第1ルーター)がログイン出来ないような状態。
    それでいて、ルーターとしては動く状態;;;
    バッファローのルーターは、第1ルーターにアクセス出来ないから、
    自動的にブリッジからルーターに切り替わってしまったようです。
    おかげでIPアドレス固定したパソコンとDHCPのパソコンがネットワークで繋がらない;;;
    IPのネットワーク部が異なるから、そりゃそうです;;;
    第1ルーターは電源入り切りでアクセス復旧し、全体が復旧しました。

  5. 「問答無用で無線LANルーターのIPアドレスが192.168.11.100 になってしまう」
    この一文に助けられました、ありがとうございます。

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